それは一版同時多色刷りから始まった、高柳裕の版画の世界


  自己紹介

こんにちは、高柳裕(ゆたか)…版画家です。私は自他ともにendengered(絶滅危惧種)と思っています。パソコンも使えず、ケータイも持ったことがないからで、理は昔観たチャップリンの映画で、機械文明にあやつられた人間が破滅していくストーリーが忘れられないのかも知れません。そんな私が「絵クレアハウス」の熱意と好意により、ホームページを開きました。絶滅寸前の貴重な芸術版画(?)を観てください。

※「絵クレアハウス」はお気に入りのアーティストを応援するグループです。


  プロフィール

1941年東京生まれ。1966年東京芸術大学大学院油画科終了後、版画を始める。1976年版画グランプリ展グランプリ受賞。1988年第6回ソウル国際版画ビエンナーレ展で優秀賞受賞等、国際的に活動する。歯切れの良い美しい色彩感覚の版画作品は高い評価を受け、国内外の美術館に数多く収蔵されている。その他、NHK教育テレビ、美術館ワークショップなどでも活動を続ける。2014年夏、ハワイ・ホノルル美術館にて「高柳裕と戦後日本の創作版画展」(Random Impressions: Takayanagi Yutaka and the Creative Print Movement in Postwar Japan)が開催され、会期中、館内で大人・子供を対象とした「高柳裕 版画ワークショップ」が開かれ好評を博す。2016年 「高柳裕 版画作品集1970-2016」 刊行、銀座スルガ台画廊にて刊行記念展開催。

<作風>金属凸版を用いた一般同時多色刷りによるメカニックな宇宙的感覚と、明るく澄んだ詩情あふれる作風を展開。その他、リトグラフやシルクスクリーンによる作品も手がけている。毎年、東京を中心に各地で個展を開催、現代版画の分野で最も注目されている作家の一人である。日本美術家連盟会員。

<その他>NHKテレビ出演後、多くの幼稚園、保育園、美術館などからの依頼を受け、シリーズ授業「落ち葉の版画」を展開。また「日産プリンス全国子どもの絵」の中央審査員を8年間務め、世界平和ポスターコンテストで日本代表審査員(シカゴ美術館)、東京都主催の子どもの絵審査員長として秋篠宮殿下ご夫妻のご案内役を務めた。その他、本の装丁・装画、デザインも多数手がけている。近年では日経新聞、朝日新聞の連載等もある。

<収蔵美術館>青梅市立美術館、大分県立芸術会館、埼玉県立近代美術館、栃木県立美術館、浜松市立美術館、国立国際美術館、北九州市美術館、下関市立美術館、文化庁、宮崎県立美術館、神奈川県立近代美術館、玉川大学教育美術館、帝国ホテル、インペリアルタワー、ハワイ・ホノルルミュージアム・オブ・アート、シンシナティー美術館(アメリカ)、ニューサウスウェールズ州立美術館(オーストラリア)、帝国ホテル、聖徳大学、他

****************************************************************

   1964年  第8回シェル美術賞展佳作賞
1966年  東京芸術大学大学院油画科修了
1976年  第7回版画グランプリ展グランプリ受賞
1977年  第8回国際青年美術家展読売新聞社賞受賞
1978年  オリジナル版画集「透明な記憶」刊行
 文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米後、パリ及びロンドンにて研修
1982年  オリジナル版画集「カラーコントラスト」刊行
1986年  昭和60年度優秀作品として文化庁買い上げ
1988年  ソウル国際版画ビエンナーレ展−優秀賞受賞
1989年  国際ライオンズクラブ主催国際平和ポスターコンテスト(シカゴ美術館)で審査員を務める
1991年  NHKテレビ1029日放送「落ち葉の版画」出演
1993年  JAG展(池田二十世紀美術館)
1994年  94クラコウ国際版画トリエンナーレ展(ポーランド)
1998年  「現代版画の旗手・高柳裕展」(青梅市立美術館)
1999年  個展−版画・コラージュ(日動画廊)
2000年  個展−パステル・コラージュ(ギャラリー上田)日経新聞連載さしえ展
2001年  アート最前戦作家とともに 20世紀池田美術館
2002年  「DOMANI・明日」展2002
 文化庁芸術家在外研修制度35周年記念 安田火災・東郷青児美術館
 以降毎年東京を中心に個展を開催
2014年  「高柳裕と戦後日本の創作版画展」開催(ハワイ・ホノルル美術館)
2016年  「高柳裕 版画作品集1970-2016」刊行
__  刊行記念展 (銀座スルガ台画廊)


inserted by FC2 system